概要とLasso以前の提案

Lookup Argumentは、事前に計算されたテーブルから値を参照することで計算コストを削減する手法です。

SHA-256回路などは、R1CSにすると2^20もの回路サイズになってしまいますが、テーブルに保存することで回路サイズを小さくすることができます。

Lookup Argumentでは、あるベクトルaがテーブルTの中に存在することを証明することで、計算結果が正しいことを証明します。

Lookup Argumentの分類

Lookup Argument
特徴
証明者の計算コスト

m+2N*log(m)

Plonk-IOPに適したLookup

5 * max(m, N)

Plonkをブールハイパーキューブに適応させた

4 * max(m, N)

計算コストが線形以下

O(m^2 + m*log(N))

Caulkのサブプロトコルを多項式除算チェックに置き換えた

O(m^2)

O(m*log^2(m))

nlookup

HyperNovaに適したLookup

(mはルックアップ回数、Nはテーブルサイズ)

(計算コストはフィールド計算の回数)

References

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